平成20年8月11日(月)午後3時より、神田明神隣接の千代田区立宮本公園に於いて

遠藤家(平野徳子氏)により、都心では大変に珍しい「古式上棟式」が厳粛に執行された。
 

この春、千代田区有形文化財に指定された、戦前の木造建築の商家「遠藤家旧店舗・住宅主屋」は
関東大震災後の昭和二年に、鎌倉河岸(現内神田一丁目)に
江戸時代から続く材木商である遠藤達蔵氏により建てられたものである。

遠藤氏は、昭和48年(1973)鎌倉河岸の旧家屋を惜しみ、府中市に移築して保存していたが
伝統に根ざした江戸の息遣い・暮らしがあった事を知ってほしいとの願いから神田への里帰りが実現した。
遠藤達蔵氏は昨年3月(2007)実現を見ることなく亡くなられた。
 

宮本公園の一画で建築工事が進んでいる
白扇と五色絹、天の弓、地の弓が飾られる
都心で木造建築の工事を見る機会はない
遠藤家のスタッフも撫子紋の半纏で微笑む
司会・進行は明神様の神職
鳶頭の先導で関係者が式場に入場
いよいよ古式に則った「上棟式」が始まる
神職が清められる
つつましく後方で巫女さんも見学
祭壇の延長に「博士杭」なる大きな杭が打たれている
曵綱の儀
槌打の儀
遠藤家、神職らが「散銭・散餅の儀」で二階よりお祝いの縁起物を投げる
お祝いの縁起物「銭」と「餅」を頂戴しました
日本の文化 古式に則った「上棟式」恙無く終了しました
遠藤家、神田明神神職、棟梁など関係者の皆さん
京都の中村外二工務店の皆さん

遠藤家古屋は鎌倉河岸から府中へ移築、先年解体され京都へ運ばれ部材の修理
そしてこの度、ふるさと神田へ里帰りした。

来年5月に完成の予定。
江戸文化や伝統行事を身近に感じる為の活動が計画されている。

遠藤家・平野徳子氏とご家族、関係者の皆さん