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「神田多町二丁目」の
過去・現在・未来を記録します。

神田多町は、徳川家康が江戸幕府(1603)を開き江戸の町づくりを始めた慶長年間に「田町」として形成され、後に町の繁盛に伴い「多町」となる。江戸・東京では最も古い町の一つで「江戸古町(えどこちょう)」と言われます。

現在の多町二丁目は、江戸時代からの旧多町一丁目と旧多町二丁目が合併(昭和8年)して形成されました。江戸時代初期から旧多二は青物市場として栄え、江戸の食文化を支えてきましたが関東大震災後の復興計画で昭和3年に青物市場は、秋葉原に移転しました。

「神田っ子」と呼ばれる独特の気風を形成した市場の気質は彫り物や千社札などの江戸文化を継承してきました。また、氏神さまの神田明神の祭禮「神田祭」においても旧多二は豊かな財力に物を言わせて拵えた原舟月作の巨大人形山車「鐘馗」は有名で江戸天下祭、神田祭の名物として今でも語り種です。旧多一「稲穂に蝶」山車は、田町の町名の言葉遊びから作られたのではないかと言われています。

明治期に入ると旧多二を含む青物市場五カ町(多二、連雀町、佐柄木町、通新石町、須田町)は神田三天王一之宮「江戸神社」の持ちとなったので日本橋魚河岸「水神祭」と張り合うように絢爛豪華、豪勢な天王祭を挙行しました。

現在、多町二丁目は二年に一度の神田祭に於いて、明神さまの氏子の町会神輿では最も大きい台輪3尺の町会大神輿が威勢よく、かつ厳粛に宮入参拝しています。

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